V6ファンを辞めたい


色々考えたことを、あまり纏めずに書くので

脈絡はないです。

誰かに見て欲しいよりも、自分の気持ちを整理したいだけなので。



最初に言っておくと、

物事には賛否両論があって当然で

このブログをもし読んでくれた人がいて

もし「否」の感情をもっても

攻撃的になったり、誰かが傷つくような発言はしないで欲しいなと思います。




「V6の曲は誰のものか論争」


V6ファンの間で賑わってるあれです。


自分なりに色々調べて、色々考えて、

そのうえで思ったことを書きます。



私は、正直もうどうでもいいです。

ツイートをみてると気持ちがすり減るんです。


言い合いになることすら、見てられないくらい

ただ悲しいし、ただ辛い。

じゃあ見なきゃいいんだよって話ですよね。

だからV6ファンを辞めたい。



私は「ファン」という肩書きは

一種のコミュニティ形成だと思っています。


〇〇のファンと名乗ることで

自分を位置付けして、誰かと繋がったり比較したり。

それが顕著に現れるのがこの論争なのかな。


後輩GがV6の曲を使用したことで

別のGファンがその曲に反応し、

結果的にV6のファンが声を荒らげている。


1曲に対して、3つのコミュニティが絡んでいるのに

話がまとまるはずない。

ましてや、解散したグループとデビューしたグループとデビューしてないグループなんて各々の環境違いすぎて話にならんですよ。


それぞれにはそれぞれの言い分がある。わかる。


でもそれを押し付け合うのは違う。


コミュニティ内の"見えない"思想や共通認識を

わかってもらおうなんて元から無理です。



V6ファンとしての

「V6の曲をV6の曲だと認知して!」も、


SnowManファンの

SnowManがJr時代にやってた曲!」という認識も、



どっちも間違ってないです!!!!!!!

だってそうだもん!!何が違うの!?

字面にしたらこれだけじゃん!!!!!!

なんでお互いを分かり合おうと頑張るの?!?!


私V6ファンとしてTwitterやってるんで言いますけど

もうはっきり言って恥ずかしいです。

「ファンの発言で認知させよう」みたいな動きも、なんで自分にそんな力があると思うのか謎。


大人気ないとか、キレて何が悪いとか

そういうのすらお門違いにみえて

見てる外野が悲しい気持ちになります。


ほんとに「V6の曲だと認知させたい」のなら

Twitterじゃなくて、事務所なりテレビ局に伝えればいいと思います。


それをファンの間で、ましてや表面上だけでやりとりしても一生終わらんこの論争。


それからもしどうしても言いたいのなら、

「知らないなら、"普通に"教えてあげればいい」一択です。

語尾に💢💢とかいらん!

何故わざわざ他担に煽りに行くの!?!?なんで!?


広めるのは勝手にどうぞですが、

同意や理解を求めるのはお門違いだなあと思うし

なんかもうそういうファンと一緒にされたくないし

疲れるのでファンを辞めたい。

コミュニティから抜け出したい。


アイドルのことは大好きだけど、

ファンというコミュニティのせいで、

もう何もかもが嫌になるという現象は存在するなあと勉強になりました。






V6が解散したので聞いて下さい(後日談)



V6は昨日、

2021年11月1日をもって

その幕を下ろした。



今日はもう、V6は存在しない。


恐らくもう二度と

6人が同じステージに立つところは

見られないだろうし、

歌ったり、踊ったりすることもない。


自分で書いておいてなんだが、

この事実がとてつもなく苦しい。



1番恐ろしいのは、

最後のコンサートからもう既に

24時間が経過してしまったということである。



昨日の私は、コンサートが終わった直後

「無理」

「嫌だ」

「なんで」

をひたすら繰り返しながら泣いていた。

友達と、一切の言葉を交わせないまま

2人で嗚咽するほど泣いた。


今日より悲しい日は人生で他にないと思ったし、

明日からどうやって生きていこうかと考えた。


なのに。

今日の私はちゃんと今日を生きている。



絶望に打ちひしがれて立ち直れなくなることも、

辛すぎて死にたくなるようなことも無く、

24時間が経ってしまった。



今はただ、

V6がいなくても生きていける自分が苦しい。



苦しいけど、正しいんだとも思う。

坂本くんは「またね」と言ってくれたし、

イノッチは「死ぬわけじゃない」って言ってたし、

健くんはインスタライブをやってくれた。


これからもそうやって、

「健くんのインスタが〜」

「トニセンのネクジェネが〜」

「岡田くんの映画が〜」

「剛くんの舞台が〜」

って言っているうちに、

どんどん時間は過ぎていくんだと思った。


それからきっと、

6人はそれを望んでいることも。


だからこそ

「目を閉じれば 君がいる」

と歌ってくれた。

V6が、心の中で私たちを想ってくれるように

私たちも心の中でずっとV6を想う。


想っているから、

私は「V6が解散した」とは思っていない。


V6という物語が終わったんだと思っている。

綺麗なエンドロールを用意して、

全員が納得した完結を迎える。


グループという言葉に対して

バラバラになることを「解散」というだけで、

いつだってV6に対する想いは

メンバーもファンも

「大好き」

ただ1つである。



V6と作った物語をいつまでも胸に置いて

そばに感じながら、笑って、明日も生きる。


言葉にならないくらい抱えきれない感謝と

どれだけ言っても形にならない愛情と

「大丈夫」といえる強さをもって

前に進んでいく。


それがV6ファンとして

今、私ができる精一杯の恩返しだ。



悲しいことがあればもうすぐ

楽しいことがあるから信じてみよう。


V6に刷り込まれたその想いを胸に、

2021年11月2日を終わらせようと思う。







限りなく低い可能性の中で、

6人が出会って、グループになって、

26年続けて。


そんな奇跡を見られて

本当に幸せでした。


V6の皆さん、ありがとうございました。




V6の解散について聞いてください(後編)

後編の前にガチで1個言わせて欲しい。

今日ジャニーズファミリークラブから

割と大きめのプレゼントが届いた。

ファンへの感謝が込められたプレゼントであると

同封された手紙に綴られており、

「いやいやこちらこそですわ」なんて

若干泣きそうになりながら本題のプレゼントを開けた。







???





そこには家族写真があった。


結構語弊があるかもしれないが、

紛うことなき家族写真である。

間違いなく私の脳内で

「俺たち〜家族〜」ってV6が歌ってる。

そんなレベルである。


近所のスタジオで撮影しましたか?

と言わんばかりの背景に、

その構図は誰がどうやっても家族写真……

にもかかわらずめっちゃ真剣な表情のV6。


極めつけは七五三でしかみたことない

そこそこ大きめサイズのアルバム。

そんなのに入れられてたら、これは家族写真だ。





それV6の家族写真やないか〜


いやでも、オカンが言うには

V6はいつも揃いのキレイめスーツで

横並びが定番らしいのよ


ほなV6とちゃうか〜



私の中のミルクボーイが

永遠にそんなやり取りをしているレベルである。




ウケ狙ってる?えっ?そういうわけじゃない?

誰か、これがネタなのか本気なのか教えてくれ。


何はともあれちょっと、いや結構元気出た。

この家族写真は末代まで保管して、

私の祖先ということにするつもりだ。


ありがとうファミリークラブ。



前編がそこそこ長すぎて後編に持ち込んだが

正直言って昨日と今日ではそこまで

心境に変化はない。


今日もV6のことが大好きである。



そこで、そもそもなんでこんなことを

描き始めたのかを整理する事にした。


①何年後かにこの気持ちを振り返りたい


正直言うと、あんなに悲しかった7か月前の記憶は

今や薄れて、自分の日記を見なければ

その時どんなことを考えていたのか

はっきりと思い出すことができない。


それがとてつもなく悲しい。


こんなに苦しいのに、

こんなに悲しいのに、

こんなに大好きなのに。


人の感情や記憶は永遠ではないから

残さなければ忘れていくなと気づいた。


それにこの7ヶ月は嫌なことばかりではなかった。

新曲やコンサート、番組ラッシュや

今までみたことのないコンテンツまであった。


いっぱい楽しいこともあって、

それが全部悲しい記憶に変わるのは寂しい。


だから出来るかぎり今の自分を残して、

あとからお酒を飲みながら、

「あの時こんなことあったな〜」

って楽しく振り返りたい。


いわば未来の自分に向けての

タイムカプセル的なものである。


②V6の解散について知ってくれ!!!!!!


ついこの間歩いていてふと思った。


"私はこんな悲しいのに、

V6と何の関係もない人にとっては

11月2日はなんてことない日常なんだろうな。"


何それ悔しすぎる。

私こんな悲しいんだよ!?!!?!?!!?

みんなV6いなくなって悲しくないの!?!?

嘘だろお!?!?!?????


結構そんな感じである。


最後くらいV6とファンだけで、、、

みたいな気持ちはなくもないが、

世の中からV6がいなくなることを

全国民にもっと重く受け止めてもらいたい。


あんな素敵な6人がもう揃ってるとこ見れないんだよ!?

あとからハマってももう無理なんだよ!?

いつ見るの???今でしょ???今しかないよ???


って屋上の上から叫びたかった。青年の主張である。


まあ、これはあくまで私のエゴなので

もしV6ファンじゃないのに

この記事をみてくれた人がいたら

本当にありがとう。


今すぐAmazon primeに加入して。

過去のV6コンサート全部みれます。

ハマってくれた?

ありがとう。

11月1日の配信はファンクラブ入ってなくても

購入できるので買って。


ちなみに

トニセン、岡田くん、三宅くん

どれかひとつのファンクラブに入れば

そのあと22時から配信される

限定コンテンツも見れます(1500円)


V6曰く

「どこにそんなお金があったの!?!?」

ってレベルでお金がかかっているらしい。


そこまできたら号泣間違いなしなので、

そのあと12時から生放送の

三宅健のラヂオを聞きましょう。


まあ多分これもきっと泣く。






そんなこんなで、

何気ない日常を送っている方々に嫉妬した

悲しみのお裾分けです……。



そもそもアイドルごときにそんな、

と思う方もいるかもしれないけど……。








確かにそう。

間違いない。


所詮アイドル。

「テレビに出てる人たちなんてみんな虚像だ」

って三宅健言ってたし。



しかし所詮アイドルのV6は

私にとっては神様なのである。



彼らと出会ったから幸せだったし、

大袈裟にいえば"生きてこれた"


私がV6を好きになったのは

10代の思春期真っ只中だったから、

学校も友達関係も、親も、

何もかも嫌で、辛くて。

生きていたくないとさえ思って。


今考えればすごい小さな悩みだったかも知れないけど、

10代の時はそんなことを真剣に悩んでて。


でもV6を好きになって、

コンサートがあるから頑張ろう

健くんに会いたいからオシャレしよう

そんなことを考えたり、

大好きな曲何度も何度も聞いて励まされたり。


あの時の自分を救ったのは

学校でも周りの大人でもなくて、

間違いなくV6だった。


そして今も。

数ヶ月前まで就職活動でメンタルが死に

毎日わけも分からず泣いていた。


お祈りメールを見る度に

「自分は価値のない人間なのではないか」

と何度も思った。


そんなある日、

3月から書き始めたV6日記の1ページ目を開くと、


「辛い時はV6がそばに居てくれた」


というタイトルがつけてあった。


それをみて堪らなくなった。

全然変わらない。

10代の時、それから今も、

ずっと、ずーっとV6は心の支えだった。


大学受験の時毎日聞いていた

『スピリット』を

就職活動中も毎日聞いた。


これから辛い時があったら、

またこの曲を毎日聞くんだとおもう。






だからこそ私にとってV6は

アイドルなんて言葉では収まりきらない、

神様なのである。


めちゃくちゃ話は脱線したが、


つまり何が言いたいかというと


V6は神様である。




そんな神様は、あと5日後にいなくなる。

たとえ神様がいなくなっても

6日後も生きていかなくてはいけない。


どうかみんなも今いる大切な人、好きな人を

心の底から大切にしてください。


いついなくなっても後悔しないように、

どんな瞬間も目に焼き付けて、愛してください。



私は7ヶ月前まで出来なかった。



当たり前に来ると思っていた30周年や、

子供が出来たら行こうと思っていた親子参戦や、

思い描いていた"いつか"はもう来ない。


いなくなることを知って始めて

どれだけV6が好きだったのか気づいた。


戻れるなら

V6を好きになった日からやり直して、

解散するその日まで、

一瞬も目を離すことなく

全部を記憶して残しておくのに。

何度も何度もファンレターを書いて

大好きと感謝を伝えるのに。


私にはあと5日しかありません。


だから、今いる大切な人を当たり前だなんて思わず

精一杯愛してください!!!!!!!


私もあと5日間、

精一杯愛します!!!!!!!!!


願わくば、

世界一大好きなV6が

世界で一番幸せですように!!!!!




最後まで読んでくださり、

ありがとうございました⌄̈⃝








V6の解散について聞いてください(前編)

推しが解散する。



タイトル通りである。

私が大好きなV6は、

2021年11月1日をもって、その活動を終える。


7か月前まで想像もしてなかった

「推しの解散」

を身をもって体験するわたしが、

この7か月間何を考えて、

どういう風に過ごしてきたのか記録に残そうと思う。

いつか彼らのことを綺麗な思い出にできた時、

またこのブログをみて振り返りたい。


事の始まりは3月12日。

忘れもしない、就職活動のオンライン説明会中だった。

親友から電話がかかってきた私は、

画面をオフにしたまま通話に出て

「今説明会中!」と言い、切ろうとした。


矢継ぎ早に彼女は

「ニュースみた?V6!解散のやつ!」と

私を想って震える声でそう言った。


あまりのパニックに電話を切った。

わずか14秒の電話だった。


今までも何度も解散報道は見てきたし、

「どうせガセだろう」

「こういう報道が出る時はツアーをやる時」

なんていうV6ファンの通説まであるくらいだった。

したがってパニックになった割には、どこか信じていなかった。



しかし今回に限り、それは事実だった。

メールを開けば

「V6から大切なお知らせ」と書いてあり、

ニュースをつければその話題で持ち切りだった。


自然と涙が止まらなくなり、

説明会中だと言うことも忘れ、そのまま退室した。

(後日談だが、この説明会インターン、号泣しながら途中退室した割にはちゃんと通過した。今となっては唯一の笑い話である)


電話をかけてくれた親友とのLINEには

ただひたすら


「これから」

「どうしたらいいの」

「てふるえて」

「もじかけない」

「なんで」

「体温がない」

「さむい」


と打ってあった。

久しぶりに見返したが中々である。


その後もV6ファンの友人たちと電話をしながら

ずっと、ずーっと、泣いていた。

分かったのは、

人は悲しければ何時間でも泣けるということである。



Twitterを開けば、悲しみにくれたツイートばかり、

LINEを開けば、友人達からの心配メールばかり、

家族から話しかけられるのも、その話題。




お願いだからもう誰も何も言わないで欲しいとさえ思った。




何も手につかず、ベッドからも動かず、

「どうして解散を選択したのか」

「いま彼らはどういう気持ちなのか」

それだけをひたすらに考えた。

そして何より、推しのことを考えた。

私が担当(ジャニ界隈では推しを担当と呼ぶ)する

三宅健くんは、ただひたすらにファン想いな人である。

メンバーが結婚した時、祝辞を述べるとともに、

最後に必ず

「今まで応援してくれた方々への感謝を忘れず、

これからも一緒に歩んで行きましょう」

とファンを気遣うコメントをするような、

心優しい完璧なアイドルであると私は思っている。


だからこそ、

今健くんがどんな思いなのか、

ファンの気持ちを想像して辛くなってるんじゃないか、

そこまで考えてしまい涙が止まらなかった。


案の定、その4日後、自身のラヂオで

(舞台中にも関わらず急遽収録してくれた。優しい。)

「ラジオに寄せられたファンからのお便りを読んで、

新幹線の中で泣いてしまった」

と話してくれた。


また、番組の終わりには

「みんなに会いたいなあ。

出来ることなら、眠れないみんなの所に

今すぐ飛んで行って一人一人を一緒に泣きながら、

抱きしめてあげたい」


と伝えてくれ、そこでさらに大号泣。

なんなら書きながら、

今思い出して泣いている始末である。


この回のラジオは放送後記という形で

三宅健のラヂオ」と検索すると全文読めるので、

もうぜひ読んでもらいたい。

多分ファンじゃなくても泣く。絶対泣く。


このラジオ内で健くんは

「泣いてもいいよ、でも泣きすぎないで。笑って。」

とも言っていた。

解散発表日から4日目にしてやっと、

「泣いてばかりじゃだめだ」

と前向きな気持ちになることができたのである。


そして私はこの日から日記をつけ始めた。

11月1日まで、気持ちの整理をつけるためのV6日記。


のちにこの日記が後々の自分を救うことになるのだが、それはまた追追。




5月。

解散発表後、初のミュージックステーション

披露した「僕らはまだ」という楽曲は、

サビで

「僕らはまだ  未完成で」

とタイトルの意味へと繋がる。


解散するグループが、未完成?

と疑問に思われる方もいるかも知れないが、

V6は解散が決定した際、

「1995年11月1日から2021年11月1日まで

綺麗な円になるかのように活動を終える」と話していた。

これはV6が昨年、25周年コンサートで最後に歌った

『羽根〜BEGINNING〜』の歌詞にもある

「時は大きなサークルを描く」や

先日発売されたベストアルバムに収録されている

『Full circle』という楽曲タイトルからもわかる。


V6は「解散ではなく、完成」

つまり、11月1日を完成とするなら、このミュージックステーションの時点では"未完成"なのである。


そんな事を考えてまた泣いた。


泣かないようにしようって思ったけど

全然泣いた。めちゃくちゃ泣いた。

「未完成でもいいから解散しないでくれ」って100回は思った。



でも今は、あと6日後に解散する今は、

「完成する」ことに対してマイナスな感情だけではない。

そう思うことが出来たきっかけは2つある。


1つ目は最後のコンサートである。

当初申し込んだチケットは全滅したものの

なんとか復活当選で滑り込んだ私は、

感染対策も万全に"最後"へと臨んだ。


結論から話すと、死ぬほど泣いた。

3曲目位から立てなくなるほど号泣し、

フェイスシールドもマスクもびちゃびちゃになるほど泣いた。

しかしそれ以上に楽しかった。

ステージ上のV6はキラキラしていて、

どんな瞬間もかっこよくて、美しくて。


ほんとに、本当に大好きだって思った。

こんな人たちを好きになれて良かったと、心の底から思った。








そして、何より。


"V6は26年間幸せだった"


と伝えてくれた。


それだけで十分だった。









大好きな人達が幸せだったなら、

それ以上にファンとして嬉しいことはないし、

そう言って貰える私たちこそ、幸せ者だった。




そしてやっぱり、

「泣きすぎないで、笑って」

と伝えてくれた。


この日から、「解散」という事実に

悲しいだけの涙を流さなくなった。

泣いたあと、笑おうって思えた。





2つ目のきっかけは『学校へ行こう!2021』と

アルバム「STEP」に収録されている『トビラ』という楽曲である。


放送された学校へ行こうは正直死ぬほど笑った。

普段お笑い番組を見ても

「これどこら辺が面白いの?」という母が、

パークマンサー見ながらお腹抱えて涙流しながら笑っていたレベルである。

パークマンサーありがとう。

あんな笑ってる母親久しぶりにみましたわ。


6人旅も、学生達や、昔のキャラクター達も、

ほんとに面白くて3時間笑いっぱなしだった。


それでも最後、メンバーからのコメントになると

うるっとくるものがあった。


なにより番組内で

"まったく涙を流さない森田"と紹介されていた

剛くんが目に涙を浮かべながら、


「ここのスタッフとはいい時も、悪い時も一緒に過ごした」


と話していたとき、

「26年もやっていれば、私たちの知らない辛いこともあったんだろうな。」

と心の底から実感した。


そして学校へ行こうを見終わって、

聞いていた"V6最後のオリジナルアルバム"から

『トビラ』という楽曲が流れ出した瞬間

急に涙が止まらなくなった。



「逃げ出したこと 間違ったこと 少なからず僕にもあった

乾いた砂に水が滲む 許しあってこれたね

大切なもの失いたくなくて もがいていた」


という歌詞が、

さっきの「いい時も悪い時も」といった剛くんの言葉に重なった。


間違ったことも、許しあって、

それぞれがV6を守ろうと、もがいて。


あくまで私の解釈ではあるが、

そこまで想像して涙が止まらなくなった。


20周年のインタビューか何かで

「一緒にいようとした、何気なくここまで来たけど、一人一人に一緒にいるための努力があったはず」

(※記憶が曖昧なのでニュアンス)

と井ノ原さんが言っていたのを思い出した。


26年、V6を続けてきてくれた。

どこかで辞めるタイミングはいくらでもあったはずなのに、

それでもここまで続けてきてくれた。


たっくさん感謝したいと思う。


V6がデビューした時、私はまだ生まれていない。


V6を続けてきてくれたから好きになれた。

好きになれたから、私は毎日幸せだった。


悲しいけれど、嘆くだけじゃなくて、

沢山感謝を伝えないと、とやっと気づいた。


完成まであと6日。


この完成を私たちは楽しみながらも、

悲しみとともに見届けるのである。



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