V6が解散したので聞いて下さい(後日談)



V6は昨日、

2021年11月1日をもって

その幕を下ろした。



今日はもう、V6は存在しない。


恐らくもう二度と

6人が同じステージに立つところは

見られないだろうし、

歌ったり、踊ったりすることもない。


自分で書いておいてなんだが、

この事実がとてつもなく苦しい。



1番恐ろしいのは、

最後のコンサートからもう既に

24時間が経過してしまったということである。



昨日の私は、コンサートが終わった直後

「無理」

「嫌だ」

「なんで」

をひたすら繰り返しながら泣いていた。

友達と、一切の言葉を交わせないまま

2人で嗚咽するほど泣いた。


今日より悲しい日は人生で他にないと思ったし、

明日からどうやって生きていこうかと考えた。


なのに。

今日の私はちゃんと今日を生きている。



絶望に打ちひしがれて立ち直れなくなることも、

辛すぎて死にたくなるようなことも無く、

24時間が経ってしまった。



今はただ、

V6がいなくても生きていける自分が苦しい。



苦しいけど、正しいんだとも思う。

坂本くんは「またね」と言ってくれたし、

イノッチは「死ぬわけじゃない」って言ってたし、

健くんはインスタライブをやってくれた。


これからもそうやって、

「健くんのインスタが〜」

「トニセンのネクジェネが〜」

「岡田くんの映画が〜」

「剛くんの舞台が〜」

って言っているうちに、

どんどん時間は過ぎていくんだと思った。


それからきっと、

6人はそれを望んでいることも。


だからこそ

「目を閉じれば 君がいる」

と歌ってくれた。

V6が、心の中で私たちを想ってくれるように

私たちも心の中でずっとV6を想う。


想っているから、

私は「V6が解散した」とは思っていない。


V6という物語が終わったんだと思っている。

綺麗なエンドロールを用意して、

全員が納得した完結を迎える。


グループという言葉に対して

バラバラになることを「解散」というだけで、

いつだってV6に対する想いは

メンバーもファンも

「大好き」

ただ1つである。



V6と作った物語をいつまでも胸に置いて

そばに感じながら、笑って、明日も生きる。


言葉にならないくらい抱えきれない感謝と

どれだけ言っても形にならない愛情と

「大丈夫」といえる強さをもって

前に進んでいく。


それがV6ファンとして

今、私ができる精一杯の恩返しだ。



悲しいことがあればもうすぐ

楽しいことがあるから信じてみよう。


V6に刷り込まれたその想いを胸に、

2021年11月2日を終わらせようと思う。







限りなく低い可能性の中で、

6人が出会って、グループになって、

26年続けて。


そんな奇跡を見られて

本当に幸せでした。


V6の皆さん、ありがとうございました。